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Street-connected Childrenとは?

こんにちは、エイド・フォー・チャイルド・トラストの大川です。

皆さん、「ストリート・チルドレン」という言葉は聞いたことがある、という人が多いと思います。路上で生活している子どもたちの事です。


しかし、それと似た、「ストリート・コネクテッド・チルドレン」と呼ばれる言葉があり、そう呼ばれる子どもたちがいることはご存じでしょうか。

イギリスのNGO「Consortium for Street Children」はストリートチルドレンと、ストリート・コネクテッド・チルドレンの違いの下記のように説明しています。

https://www.streetchildren.org/about-street-children/


・ストリート・チルドレン:一人、もしくは家族やほかの子どもと路上に住み、生計を立てるもの。生計を路上での営みに依存する子ども。


・ストリート・コネクテッド・チルドレン:路上、市場、公園、や電車やバスの駅などの公共の場所に強いつながりがあり、日常生活において路上での生活が多くを占める子ども。必ずしも路上に住んでいたり働いていたりする子どもでなくても、家族や仲間の付き添いで路上で多くの時間を過ごす子どもたちも含まれる。

<インドの路上の子どもたち>

長年インドに渡航してきた経験で、特にインドの路上の子どもたちの特徴を記載します。なお、個人の見識によるものなので悪しからずご了承ください。


個人的な見解によるインド・デリーのストリート・チルドレン像:

・一人で家族から家出をしてきた子が多い

・家出をしてきたストリートチルドレンはドラッグや犯罪の環境が近い

・家出をしてきたストリートチルドレンは年齢は10代前・後半の子が多い

・家族と路上に住んでいる場合は、農村から短期的に出稼ぎに来ている家庭もいて住居が定着しない

 
自分の中では、ストリートチルドレンはコンノートプレイスというデリーのショッピング街でシンナー(インドでGluと呼ばれます) を吸いながら 徘徊している子どもたち、という印象が強いです。


上記に、ストリートチルドレンは家族と路上に住むと記載がありますが、インドだと、親元から家出をしてきて、一人で都会に出てきた子どもが多い気がします。なので、保護者がいないのでよりドラッグや犯罪に身近な存在という気がします。
長距離電車を乗り継いで家出をしてきた分、年齢は10代前・後半、という子どもが多いです。
また、農村から季節的に出稼ぎに来て路上で簡易テントで暮らす貧困家庭もあり、そういった家庭の子どもたちは住居が定着しない 、という特徴があります。 


個人的な見解によるインドのストリート・コネクテッド・チルドレン像:

・家族と生活しているが、働くプレッシャーが低い子どもと強い子どもがいる

・年齢は8歳から10歳前半くらい

・長期的に居住はするが不定期に長期間農村に帰る家庭もある。


一方で、インドのストリート・コネクテッド・チルドレンの中には 、働くプレッシャーが低い子どもと、高い子どもがいます。


働くプレッシャーが低い子供は、主に他の子どもたちと路上でたむろしていたり、お小遣い稼ぎにペットボトルなどの廃品集めをして働いています。一方で、働くプレッシャーが強い子どもも中にはいます。例えば、親が子どもを労働力とみていて一日中働かせたり、家族の中で誰も働ける人がいない(父親がいない、男性が家庭の中でいない等)の家庭の子どもいます。インドでは、女性の社会進出がそこまでうまくいっておらず、女性は家庭にいるもの、男性は外で働くもの、というイメージなのか、父親がいない場合は、母親ではなく子どもが働かされます。子どもの場合は男、女にかかわらずに働いています。


ストリート・コネクテッド・チルドレンの働くプレッシャーが強い子どもは、もう少し年齢が幼く、親が管轄しながら子どもが花を売っていたり、物乞いをしていたりします。一日中ごみ拾いをしている子どももいます。彼らはもう少し年齢が幼く、8歳から10代前半くらい、という印象です。10代後半になると、親元を離れて独り立ちするのでしょう。
ストリート・コネクテッド・チルドレンの家庭も、目的は出稼ぎで来ているので、いつかは農村に帰りますが、ストリート・チルドレンよりはより長期的な期間で住んでいる人が多いです。しかし、不定期に農村に帰ってしばらく帰ってこない家庭もいます。


<NGOとしての課題>

一番の課題は、長くても数年単位で多くの家庭が住居を変えてしまう、という事です。

NGOの介入は効果の持続性がとても重要視されます。実際そうであるべきだと思っています。私たちの活動が万が一止まっても効果の持続が必要な、子どもや家庭の意識変容を試みる必要があります。(子どもが毎日通学するか、親が子どもの教育の大切さをわかっているか、彼らが自己肯定感を持っているか、路上で生きることの危険性をわかっているか等)

しかしながら、意識を変える、という事は長期的な地道なかかわりが必要になってきます。試みたからと言って簡単にできるわけでもありません。

その中で、途中で住居が変わってしまうというのは、ミッションを困難にします。


自分個人の見解としては、子どもが夢を見る、自己肯定感を上げるという事が一番効果的なのではないか、と思います。

なりたいものがあるから勉強する。今まで貧しいから差別されてきたけど、本当は幸せになっていいんだよ、というのを一緒に伝えてあげる、という事が大切だと思っています。

だから今後はそういった活動を試みていきます。

これらの実現のために、早くまたインドの現場に戻りたいです!