こちらのプロジェクトは2019年1月に一度停止しており、2019年8月から再開します。

2016年7月から、スラムに住む学校に行けない子どもたちに、学習施設を運営してきましたが、途中でドロップアウトしてしまう子どもたちが多くいました。

原因究明のため、2度ほど大きな調査を行い、一からプロジェクトデザインを行う必要があると認識しました。

このため、2019年2月から日本チームで、プロジェクトデザインを行い、すべてのリソースを改善しました。
2019年8月にリニューアルし、常勤講師1名と新しい教室のみで、パイロット事業を開始します。今後も随時、新規事業の情報をアップデートしてきます。

プロジェクト概要

2016年7月から2019年1月、ノイダセクター15のスラムに住む、学校に行けない9歳から14歳の子どもたちに、学習施設を運営し、ヒンディー語や算数、英語などの科目を教えてきました。

問題背景

デリー近郊であるノイダには、インド各地から仕事を求めて多くの貧困層の家庭が出稼ぎの目的で移住します。

しかし、教育を受けていない両親が多く、都会でも低賃金の肉体労働に従事する人々が大半です。

貧困から複数の問題が派生します。両親が教育を受けた経験がない為、教育の重要性を理解していない家庭が多く、子どもの教育に対する優先順位が低く、就学しない子どもが多くいます。また、女子に関しては家にいて兄弟の世話を見るもの、といった根強い通念が存在しています。また、父親がいない世帯に関しては例外なく、14歳以下の子どもが、ペットボトルのゴミを一日中集めて生計を立てており、その為学校に行くことができずにいます。

下記に貧困の負のサイクルのイメージを載せています。ここから、インドの貧困層の子どもが「通学しなくてもいい理由」が沢山存在し、学校に行くことですら容易でないことがわかってきます。

貧困の負のサイクル

貧困や、児童労働の問題に取り組みながら、⼦どもたちと多くの時間を過ごしてきました

問題点

学習施設を運営していく中で、子どもたちのドロップアウトの多さが課題となっていました。僕たちはいいことをしているはずなのに、なぜ分かってもらえないんだろう、というもどかしさがありました。常時毎月10名から20名ほどの子どもたちがいましたが、子どもたちは2ヶ月ほどして飽きてしまい、頻繁に生徒の顔ぶれが入れ替わっている状態でした。

原因を究明するべく、2018年7月と2018年11月に現地開発コンサルタントと協力して、ヒアリングやフォーカスグループディスカッションを通じた現地調査を行いました。

貧困問題や、貧困層の教育への理解が少ないことなど、あらかじめ予期していた問題も原因としてあげられましたが、一番の原因は、自分たちが質の良い、子どもたちが毎日通学したいと思えるような楽しい学習施設を運営できていない、ということでした。

また、プロジェクトマネジメントを行っておらず、プロジェクトの短期・長期目標やその進捗の把握を行っていないことも原因でした。

そこで、ACT日本チームでプロジェクトデザインを一から行い、質の良いコンテンツ、質の良い教師や学習設備の提供を目的に、プロジェクトの立案を行いました。

改善されたプロジェクト案の元、2019年8月から常勤講師1名、学習施設の賃貸をし、学習施設を再開します。

⼦どもたちの輝く未来を⾒るために、今後もノイダでの活動を続けていきますル

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